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45号(2015年3月) >

Please use this identifier to cite or link to this item: http://hdl.handle.net/10723/2378

Title: 震災からの「自生的再生」をめぐる漁村の人々の協働と力学 ―岩手県内のある漁業協同組合と人々のつながりを事例に―
Other Titles: Cooperation and Power Relationships Related to Indigenous Regeneration after the 3.11 Disaster: A Case Study of a Fisheries Cooperative and the Relationships of People in a Fishing Village in Iwate
Authors: 吉田, 優貴
YOSHIDA, Yutaka
Keywords: 東日本大震災
「復興」
つながり
漁村
漁業協同組合
自生的再生
Issue Date: 2-Mar-2015
Publisher: 明治学院大学社会学部附属研究所
Abstract:  東日本大震災をめぐる諸言説において、最も多く使用されてきた言葉は「復興」であろう。「復興」という言葉自体は日本語特有の曖昧さがあり多義的でありながら、「復興」をめぐる諸言説の中で最も目立つのは産業やインフラといったハード面の「復興(reconstruction)」であろう。そこではしばしば、民間企業を主体とした経済効果に特化した構想が中心となる。被災した漁村についていえば、そうした構想の中では従来からの漁業協同組合や地域社会における人と人とのつながりが蔑ろにされがちである。  本稿では、津波により甚大な被害を受けた岩手県X市A地区の漁業協同組合(以下、A漁協)が震災後「復興」にどのような役割を果たしてきたか、そして地域社会における「復興」過程において人々の間でどのような力関係が顕在化したのかに着目する。  さらに、A地区におけるA漁協の存在がいかなるものであったのか歴史的に振り返るとともに、A地区における家ならびに血縁的つながりについて民俗学的視座から言及する。そのうえで、「復興」という言葉に代わり、地域社会の人々の間にある従来からのつながりを基盤とする「自生的再生(indigenous regeneration)」という言葉を提案する。そして、A地区の人々の間で歴史的に形成されてきたさまざまな力関係が東日本大震災後の自生的再生過程にどのような影響を及ぼしているか、その過程における人々の協働と力学を今後引き続き調査・研究するための展望を示したい。
Description: 【研究論文/Articles】
URI: http://hdl.handle.net/10723/2378
ISSN: 0911-4831
Appears in Collections:45号(2015年3月)

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